もうすぐ死んでいく人たちは何を思っているんだろう。ニューヨークのサフォーク・カウンティーでベテラン救急救命士として7年間働いてきたマシュー・オライリーさんが語ります。人間が死ぬ間際に思うことは3つのパターンに分けられるそうだ。
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オライリーさんは救急任務中に多数の命を救ってきた反面、多数の死の瞬間にも立ち会ってきた。最初は「もう直ぐ私は死ぬのでしょうか?」と言う問いに死が近いことを告げずに嘘をついて「大丈夫だ」「諦めるな」「頑張るんだ」などの言葉をかけていた。
このジレンマに悩んでいたところ5年前にバイク事故で瀕死の重傷を負っている男性の対応をしている時に、もうすぐ死ぬ事を伝えた彼の反応にオライリーさんは衝撃を受けました。
想像していた恐怖や不安の表情ではなく、自分の死を受け入れたという顔つきになったんだ。それを期に嘘をついて慰めることは止めようと思ったそうだ。
真実を伝えると安心した表情になり死の直前に思うことは3パターンに分類できるらしい。
許してほしい
- もっと子供たちと過ごせばよかった。(後悔)
- 自分勝手で周りに目がいかなくて申し訳ない気持ち(罪悪感)
忘れないでほしい
- 愛する人の心の中や思いの中で生き続ける事を確信したい
意味のある人生だったか
- 無駄な人生では無く存在価値がある人生だった事を確信したい
やっぱり最後は自分の存在価値を確かめて、身近にいる家族や友人を思い出すんだろうな。
不慮の事故などで、もしあなたはもう直ぐ死にますって言われたら自分なら最後の力を振り絞って何を言うのだろうか?…やっぱり上の3つ中の1つになる様な気がするなぁ。
毎日人の生死と関わる仕事ってすごいな